古天文とは



     「古天文学」は元東京大学東京天文台教授 斉藤国治さんが創作された学術用語です。

     「古天文学」の扱う範囲について斉藤国治さんは「天界・89年9月号」で以
     下の様に定義されておられます。

    >私のいう「古天文学」とは、
    >
    >(1)考古天文学・・先史時代の、文字記録のない遺物で天文に関係するらしく
    >         思われる物。例えばStone-henge,Nasca lines,
    > Medicine wheel,飛鳥の酒船石、益田岩船など。
    > (2)歴史天文学・・歴史時代の、文字で記された天文記録。この中には
    >       (a)日月惑星のように古代に遡って数理計算による検証ができ
    >          るもの。
    >       (b)詳しい数理計算ができない(一部できる)天文記録。たと
    >          えば、彗星・流星・客星・赤気・日中黒子・日月薄食など。
    > (3)民俗天文学・・年代不明のまま現代まで伝承されている天文関係の風習
    >          たとえば、二十三夜待ち信仰など。
    >
    > を全部含むのである。


     なおこのページでは「古天文」と”学”を除いて使っていますがそれは
     「天文」をやっている人が「天文学」をやっていると言わないのと同じです。

2000年7月9日 更新


                    

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