イスタンブールを朝7時に出発して、ヨーロッパ側を下ること5時間、ようやく昼12時のフェリーにてアジア側に渡る。まだ2月、甲板に出ると寒い。この日は曇りで夜には大雨になった。
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港を出てから20分ほどすると対岸のチャナッカレの町が見えてくる。わりに大きな町だ。
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まずはチャナッカレ市内のチャナッカレ考古博物館へ。ここではトロイを含めこの付近で掘出された発掘品を展示している。
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ここでの一番の展示品は博物館横の倉庫で補修中の石棺に掘られた「生け贄のイーピゲネイア」の浮き彫りである。写真は禁止なので撮れなかったが、構図は右の図の様な内容ですばらしいレリーフである。
イーピゲネイアの伝説:あるとしアガメムノーンはその年に生まれたもっとも美しいものを女神アルテミスに捧げると誓い、そのとしイーピゲネイアが生まれたがアルテミスに捧げなかった。月日がたってトロイア遠征軍が集まった時、女神は艦隊を無風により立ち往生させた。アガメムノーンはやむなくイーピゲネイアを犠牲にしようとしたとき、アルテミスが彼女を憐れんで、牡鹿を身代わりにして彼女を連れ去った。・・・
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昼食の後いよいよトロイ。復元された木馬が迎えてくれた。
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一度は見たかった東塔跡と東塞壁。
Troia VI(1800-1275BC)
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東塞壁を近くから見る。
Troia VI(1800-1275BC)
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シュリーマンがプリアモスの財宝を見つけた南西入口のランプ。
Troia II(2500-2200BC)
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南城門
Troia VI(1800-1275BC)
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倉庫跡
Troia I(3000-2500BC)
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アテネ神殿跡の彫刻
Troia IX(350BC-400AD)
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生け贄を捧げるた場所
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短いトロイ見物の後、4時のフェリーをつかまえてヨーロッパ側に渡ったが、大雨になりイスタンブールに帰り着いたのは夜の10時であった。やはりイスタンブールからの日帰りはきつい。
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