第2次大戦でのベルリン陥落の時ベルリン博物館にあったシュリーマンのトロイの財宝がどうなったかは50年間謎でしたが、95年にやはりロシアに持ち出されていたことが確認されました。今回モスクワに行く機会があったの尋ねてみたら、クレムリンの観光用入口に近いプーシキン博物館で公開されていることがわかり見てきました。
トロイの財宝は広さが10mX10mぐらいのところにこじんまりと展示してあります。展示の目玉はやはりシュリーマンの若妻が身に付けている写真のある頭飾りや首飾りなど黄金の装飾品と黄金の器類です。入場料は5万ルーブル(10$弱)でした。この特別展示は96年4月16日から開かれている。
プーシキン博物館にはその他、地中海、エジプト、中近東の古代遺品やルネッサンス期の絵画類も多数展示してありました。トロイの財宝だけであれば30分もあれば足りるのでモスクワに寄られる時には行ってみては。
追記:98年2月に再度プーシキン博物館を訪れた時には、トロイの財宝は常設展示になってました。
1996年12月23日掲載
1998年 3月22日追記
|