1. 惑星と小惑星のN体数値積分 by adams




 前回はフェールベルグ法で計算したが、今回はノーバスさんの「NIPE」に使われている「Adams-Bashforth-Moulton法」を移植した。 そのソフトを使用してDE431の初期値を使用してBC1000年まで遡って計算した結果をDE431と比較した結果(誤差)が以下のグラフである。フェールベルグ法(0.125日間隔)より良い結果が出ている。

計算に使用しているのは太陽・9大惑星(冥王星を含む)・月および5個の小惑星である。なお数値積分の積分間隔は0.125日。フェールベルグ法の計算と同じく太陽との引力、摂動、相対性理論による力しか考慮していない。潮汐等は考慮していないので月については精度が悪い。

 なお今後の計算にはDE431の太陽・惑星・月のデータを使うのでグラフにある誤差は関係しない。


 最後に参考までにこのソフトのソースを添付します。gccでの確認はしていません。

N体惑星数値積分ソフト(adams):
adams_1.0.zip


2015/05/29 Up

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