**************************************************************** 月食図描画プログラム LmapWin.exe ドキュメント ****************************************************************                      LmapWin Ver. 2.60 2022.12.14                         Copyright (C) 1993-2022  竹迫                         takesako@mrj.biglobe.ne.jp                           http://www.kotenmon.com 1.1 概要  LmapWinはベッセッル要素を基に月食の可視範囲をメルカトル世界地図上に表示  するソフトウエアです。大きく次のような機能があります。   @月食図描画機能   半影食、本影食、皆既食の開始及び終了時間をベッセル要素から計算し、それ  に基づいて地球上で見える範囲を描きます。その他のパラメータとして、サロス  番号、最大食時間場所、半影及び本影接触開始終了時間、食継続時間等も表示し  ます。 A局所情報表示   世界地図表示後にはその月食における特定の場所での地方時表示での月食食開  始終了時刻及び最大食の時間・食分及びその進行状況を表示出来ます。      半影、及び本影に月がどのような角度で入って行くかを表示するモードもも用  意しました。 B検索機能   EmapWinと同等の検索機能をがあります。月食の食種、サロス番号等で検索で  きます。 1.2 LmapWin2.50版から2.60版への改善点  1) 今後のΔTにつて見直しました。    ・-720年から2019年までを修正。(L. V. Morrison(2021)による)  2) 年表示の不具合を修正 2.月食表示範囲  なお、このプログラムはあらかじめ計算されたベッセル要素をもとに計算します。  ベッセル要素はJPLから公開されているDE441の太陽と月の位置要素から、US   NAVAL OBSERVATORY発行の「EXPLANATORY SUPPLEMENT TO THE ASTRO-  NOMICAL EPHEMERIS,1974版」 の計算方式にてベッセル要素を計算しています。  ベッセル要素はBC13000年からAD16999年までの計算し添付ています。また古代  月食の計算は使用軌道要素、デルタTの値等で多分に違ってきますのでLmapWin  での計算結果が当然ながら絶対のものではありません。 3.リリースファイル内容及び起動方法  リリースファイルLmapWin_jpn_2.50.zipには次のファイルが含まれます。 1) LmapWin.exe 実行ファイル プログラム本体 2) LmapWin.txt 本ドキュメントファイル 3) mc****.prn 月食の時代別ベッセル要素 4) **cil.cbd CIA地図ファイル 4) location.new 都市情報ファイル  LmapWin_jpn_2.40.zipを解凍して全てのファイルを同じディレクトリに置いて下さい。  LmapWin.exeをダブルクリックするとLmapWinプログラムが起動します。 4.開発や動作確認環境等 ・開発環境: Windows10 (64bit) + MS Visual C++ 2008で開発しています。 ・動作確認: Windows10 (64bit) で動作確認しています。 5.起動および使用方法 5.1 起動方法   すべてのファイルを同じディレクトリで解凍し、LmapWin.exeを   ウィンドウズ エクスプローラ上でダブルクリックしてください。 5.1 パラメータ設定 1)表示モードメニュー   @月食描画範囲/表示設定: 世界地図の固定表示です。拡大縮小はできません。    オプション:     ・CIA詳細地図の表示:CIAより公開のデータにより詳細図が表示されます。     ・経度緯度線表示        この項目を選択すると、経度及び緯度線が表示されます。        経度は15度間隔緯度は10度間隔です。     ・デルタT調整        入力した値で使用するデルタTの値が調整されます。値は秒です。   A特定の場所での食状況表示:    あらかじめいくつかの地点が登録されていますので、登録されている場所で良い    場合にはその地点をメニューで選択。登録されていない場所の場合には”入力”    を選び緯度経度を入力下さい。尚、東経が+、西経が−、及び北緯が+、南緯が    −です。 太陽高度(SAN ALT)がマイナスの場合には見えません。    各地での食開始、最大、終了時の方向及び高度の概略と、最大食時点での食分が    表示されます。   B特定の場所での全天図表示:    全天ボタンを押すと、Aで設定されている地点における最大食時間での全天図を    表示します。 2)検索モードメニュー   @全ての月食:フィルタをかけずに全ての月食を表示します。   A月食タイプ選択 : 選択した月食タイプでフィルターをかけます。          各月月食のタイプの日本語名(英語名)は以下です。          1.皆既月食(Central Total Eclipse)          2.部分月食(Partial Eclipse)          3.半影月食(Penumbra Eclipse)   A観測地と食分選択 : 観測地と食分でフィルターをかけます。          まず食分と観測地を入力下さい。観測地の食分及び太陽高          度が地球儀右下に表示されます。太陽高度は多めに−15°ま          で許容していますので詳しい状況は”各地の食状況”表示にて          見て下さい。   Bサロス番号 : サロス番号でフィルターをかけます。          サロス番号を入力下さい。次に入力した年月から400年先ま          での間で最初にサロス番号が同じ月食を表示します。                    尚サロス番号には、そのサロス番号での回数も表示していますが、          -300番台のサロスは発生がDE天文暦のサポート範囲外の-13000          年以前となるため、-13000年以降の発生回数を表示しています。   5.2 年代設定メニュー   @年 :表示したい月食の起きた年を入力下さい。       紀元前の年代については古天文学(天文年代学)では年代の連続性が       取れるようにBC1年を0年としそれ以前もBC.N年を−(N−1)       年と表示します。これで例えばAD10年からBC10年(−9年)ま       で何年あるかとかは、10−(−9)=19で計算できます。       例えばBC100年は”−99”を入力下さい。   A月 :表示したい月食の起きた月を入力下さい。       尚、入力した年月に月食が無い場合は、入力した年月を越えて最近の月食       が表示されます。また2000年7月の様に同じ月に2回の月食がある場       合、月の後半にある月食を見る為には7.5とか小数点以下を付けて入力下       さい。 5.3 ツールバー     現在サポートしている機能。     1)”←” : ”戻る”ボタン。条件に合った前の月食が表示されます。             但し、この機能は検索モードメニューで設定された、過去             検索範囲の中で一番新しい月食という、検索結果なので、             調査期間中に条件に合う月食が無かった場合には、最初に             表示していた月食より前進してしまうことがあります。             また、検索条件が無い場合の過去検索範囲は2年、サロス             番号での過去検索範囲は20年の固定になっています。     2)”→” : ”ネクスト”ボタン。条件に合う次の月食が表示されます。     3)”リスト”:”月食検索リスト”ボタン。入力した検索開始年から             調査年間の間で検索モードメニューで設定された条件             に合う月食のリストが表示されます。             検索される月食は年代順に最大100個です。             リストの中の月食をクリックで選択し、月食描画ボタ             ンを押すと、その月食が表示されます。     4)”地球”: ”月食図モード”に戻ります。     5)”月食”: ”局地情報表示”表示モードで設定されている場所の             局地情報が表示されます。     6)”地図”: 地球の影に入る月の様子を表示します。     7)”全天”: ”全天”ボタン。全天情報表示。 5.4 クリックによる動作     1)左クリック   :  クリックされた地点の緯度経度表示     2)右ダブルクリック:  クリックされた地点の局地情報表示                  (最初から最後まで観測できる地域にかぎます) 5.5 地球儀/地図表示画面   起動には起動した年月から先の一番近い次の月食が表示されます。 5.6 その他注意事項  ・地方時間(LMT)は(UT+観測値/15°)で計算していますので、JST   の様な標準時ではありません。注意してください。  ・地方標準時は(UT+INT(観測値/15°+0.5))で計算していますの   で、実際に使用されている地方標準時とはずれている場合があります。 6.計算式・データの出典及び参考文献 6.1 ベッセル要素   ベッセル要素はJPL発行のDE441の太陽と月の位置要素から、US NAVAL  OBSERVATORY発行の「EXPLANATORY SUPPLEMENT TO THE ASTRONOMICAL  EPHEMERIS,1974版」 に記載の計算方式にてベッセル要素を計算しています。 ベッセル要素の計算に使用している基本パラメータ ---------------------------------------------- Solar Parallax : 8.794144(sec) Solar semidiameter at mean distance : 959.630 (sec) Earth's Equatorial radius : 6378.136 (km) 1 astronomical unit : 1.4959787066e8 (km) PI_1 = PI_m * 0.998340; S_s = 0.26656389/R_s*3600.0; f1 = 1.02 * (PI_1 + S_s + PI_s); f2 = 1.02 * (PI_1 - S_s + PI_s); 6.2 EC****.PRNファイルにあるベッセル要素の説明 各月食は各3行よりなります。詳しくは「ELEMENTS・・・」を参照下さい。 ・1行目 YEAR,MONTH,DAY :月食の最大食時の日付(TT:地球時)です。 TYPE :月食のタイプです。          1.皆既月食(Central Total Eclipse)          2.部分月食(Partial Eclipse)          3.半影月食(Penumbra Eclipse) MAG1 :半影月食の最大食分 MAG2 :部分月食の最大食分 γ       :基準面にて月の影の中心より地球の中心迄の最短時の距離。         マイナスは地球の中心より南を通ったことになります。   JD       :上記γ(最大食)に於いてのユリウス日(TT:地球時)。 K       :2000年1月6日を0とした、新月の回数。 SAROS     :サロス番号。         V.D.BERGH「PERIODICITY AND VARIATION OF SOLAR(AND LUNAR)         ECLIPSES」及びJ.MEEUS & H. MUCKE「CANON OF LUNAR         ECLIPSES(-2002 to +2526)」等により算出しています。 -300番台のサロスについては開始年が-13000以前になるため、         回数表示は-13000年頃を1回目とする回数で表示されます。 T0 :以下のベッセル要素の基準t=0となる時間(TT:地球時)。 ・2行目 X0,X1,X2,X3 : X要素、X = X0 + X1*t + X2*t*t + X3*t*t*tで計算される。 Y0,Y1,Y2,Y3 : Y要素、Y = Y0 + Y1*t + Y2*t*t + Y3*t*t*tで計算される。 M0,M1 : M要素、M = M0 + M1*t で計算される。 ・3行目 L10,L11 : L1要素、L1=L10 +L11*t で計算される。 L20,L21 : L2要素、L2=L20 +L21*t で計算される。 L30,L31 : L3要素、L3=L30 +L31*t で計算される。 RA0,RA1 : RA要素、RA=RA0 +RA1*t で計算される。 DEC0,DEC1 : DEC要素、DEC=DEC0 +DEC1*t で計算される。 6.3 月食各種線の計算 「EXPLANATORY ・・・,1974版」により計算しています。なお「EXPLANATORY ・・ ,1992版」では演習問題が削除されているので、プログラムを作るには若干難があ ります。 6.4 特定の場所での月食状況 「ELEMENTS・・・」によります。また日の出、日の入り(-0.8°で計算)で終了す る場合は、その時刻及びその時の食分も表示します。 また月食状況の作図には長谷川一郎著「天文計算入門」も参考にしました。 6.5 全天表示 観測地点での、最大食時点での5大惑星および、2.5等級以上の恒星を表示します。 6.5 デルタT  EmapWinと同じく各年代において以下のデルタTを使用しています。 1) -800年以前 F.R.STEPHENSONさんが2004/5年に「HISTORICAL VALUES OF THE EARTH'S CLOCK ERROR DELTA T AND THE CALCULATION OF ECLIPSES」で発表した以下の式を使用。 delat T = -20+32 x ( (year-1820)/100)^2 year<-800 2) -720年から2019年迄は以下文献のTable 5Sを使用。 「Addendum 2020 to Measurement of the Earth’s Rotation  : 720 BC to AD 2015’The Supplement」(2021) L. V. Morrison, M. Zawilski,C. Y. Hohenkerkand F. R. Stephenson 3) -720と-800年の間は補間 4) 2019年から2100年まで  最近の傾向を考慮した予想値。 ・2100〜3350年  -720年から1820年の値を、1820年を対称に折り返した値-100秒としています。  delatT(year)=deltaT(3640-year) - 100.0 (sec) ・3350年以降 F.R.STEPHENSONさんが2004/5年に「HISTORICAL VALUES OF THE EARTH'S CLOCK ERROR DELTA T AND THE CALCULATION OF ECLIPSES」で発表した以下の式を使用。 delat T = -20+32 x ( (year-1820)/100)^2 year>3350 前のバージョンとの値の比較 Year Ver.3.6 Ver.3.7 Difference ----- ------- ------- ------- -4000 108370.4 108370.4 0.0 -3500 90546.5 90546.5 0.0 -3000 74322.6 74322.6 0.0 -2500 59698.7 59698.7 0.0 -2000 46674.8 46674.8 0.0 -1800 41913.3 41913.3 0.0 -1600 37407.7 37407.7 0.0 -1400 33158.2 33158.2 0.0 -1200 29164.6 29164.6 0.0 -1000 25427.1 25427.1 0.0 -900 23654.3 23654.3 0.0 -800 21945.5 21944.4 -1.1 -700 20399.5 20049.6 -349.9 -600 18799.4 18468.0 -331.5 -500 17189.4 16939.1 -250.3 -400 15529.5 15473.3 -56.2 -300 14079.6 14080.9 1.3 -200 12789.6 12772.1 -17.5 -100 11639.6 11557.3 -82.4 0 10579.7 10440.9 -138.7 100 9599.7 9404.7 -195.0 200 8639.7 8424.4 -215.3 300 7679.7 7475.8 -203.9 400 6699.7 6534.8 -164.9 500 5709.7 5586.3 -123.4 600 4739.7 4651.3 -88.3 700 3809.7 3760.1 -49.6 800 2959.7 2942.8 -17.0 900 2199.8 2229.4 29.6 1000 1569.8 1650.2 80.4 1100 1089.9 1222.8 132.9 1200 739.9 914.5 174.6 1300 489.9 681.1 191.1 1400 320.0 482.2 162.3 1500 200.0 292.3 92.3 1600 120.0 109.1 -10.9 1700 9.0 14.1 5.1 1800 13.7 18.4 4.7 1900 -2.7 -2.0 0.7 2000 63.8 63.8 -0.0 2100 115.0 115.0 0.0 2200 211.0 306.5 95.5 2300 351.0 499.1 148.1 2400 553.0 714.7 161.7 2500 843.0 987.8 144.8 2600 1244.9 1362.1 117.2 2700 1784.9 1880.1 95.2 2800 2466.9 2543.4 76.5 2900 3262.8 3322.8 59.9 3000 4144.8 4188.0 43.2 3100 5090.8 5109.1 18.3 3200 6068.7 6055.8 -13.0 3300 6989.0 6999.9 10.9 3400 7968.2 7968.2 0.0 3500 9011.3 9011.3 0.0 3600 10118.5 10118.5 0.0 3700 11289.7 11289.7 0.0 3800 12524.8 12524.8 0.0 3900 13824.0 13824.0 0.0 4000 15187.1 15187.1 0.0 ・月の軌道に対するデルタT 「DE406/422/431/441」の潮汐パラメータはほぼ-26"/cy2なのでデルタTにたいする補正 は行ってません。 7. 参考文献 プログラムの構想/作成/検証に以下の資料を利用しました。 ・斉藤国治著「古天文学」1989、恒星社厚生閣。       「古天文学への道」1990、原書房。       「古天文学の散歩道」1992、恒星社厚生閣。        その他「科学史研究」の諸論文。 ・渡邊敏夫著「日本朝鮮中国・日食月食宝典」1979、雄山閣。       「春秋の日食」、「現代の天文学」1958、恒星社厚生閣。 ・神田茂 著「日本天文史料」1935、恒星社。 ・長沢 工著「(増補版)天体の位置計算」1987,地人書館 ・J.MEEUS著「ASTRONOMICAL ALGORITHMS」1991,Willmann-Bell,Inc.       「ELEMENTS OF SOLAR ECLIPSES:1951-2200」1989,Willmann-Bell,Inc. 「CANON OF SOLAR ECLIPSES(1898-2510) 」1966,PERGAMON PRESS. ・H.MUCKE and J.MEEUS著「CANON OF SOLAR ECLIPSES(-2003 to 2526) 」1992,2nd. Astronomisches Buro, Wien.       「CANON OF LUNAR ECLIPSES(-2002 to +2526)」1992,3rd Astronomisches Buro, Wien. ・FREAD ESPENAK著「FIFTY YEAR CANNON OF SOLAR ECLIPSES:1986-2035 」1987, NASA(SKY PUBLISHING CORPORATION). 「FIFTY YEAR CANNON OF LUNAR ECLIPSES:1986-2035 」1989, NASA(SKY PUBLISHING CORPORATION). ・M & J CHAPRONT著「LUNAR TABLE AND PROGRAMS FROM 4000BC TO AD8000」  1991, Willmann-Bell,Inc. ・BAO LIN LIU & ALAN D. FIALA「CANNON OF LUNAR ECLISEPSES 1500B.C.-A.D.3000」 1992, Willmann-Bell,Inc. ・US NAVAL OBSERVATORY編     「EXPLANATORY SUPPLEMENT TO THE ASTRONOMICAL EPHEMERIS,1974版」 ・G.V.D.BERGH著「PERIODICITY AND VARIATION OF SOLAR(AND LUNAR) ECLIPSES」 1955,Netherlands. ・F.R.STEPHENSON AND M.A. HOULDEN著「ATLAS OF HISTORICAL MAPS,EAST ASIA 1500BC-AD1900」1986, Cambridge University Press. ・F.R.STEPHENSON著「APPLICATION OF EARLY ASTRONOMICAL RECORDS」1978, Oxford University Press. ・F.R.STEPHENSON著「HISTRICAL ECLIPSES AND EARTH'S ROTATION」1997, Cambridge University Press. ・F.R.STEPHENSON著「HISTORICAL VALUES OF THE EARTH'S CLOCK ERROR DELTA T AND THE CALCULATION OF ECLIPSES」 JHA,xxxv(2004) ・F.R.STEPHENSON著「HISTORICAL VALUES OF THE EARTH'S CLOCK ERROR ADDENDUM」 JHA,xxxvi(2005) ・L. V. Morrison, M. Zawilski,C. Y. Hohenkerkand F. R. Stephenson 「Addendum 2020 to Measurement of the Earth’s Rotation  : 720 BC to AD 2015’The Supplement」(2021) ・T.R.OPPOLZER著「CANON DER FINSTERNISSE」1887, Wien. ・T.R.OPPOLZER著「CANON OF ECLIPSES」Reprint,1962,Dover Publication,Inc. ・JPL「THE JPL LUNAR AND PLANETARY EPHEMERIS CDROM」1997, Willmann-Bell,Inc. 8.補足事項 本プログラムは無保証です。本プログラムの使用によっていかなる損害が生じても いっさい責任は負えません。しかしながら、バグ・改善要望につきましては出来る だけ対応したいと思いますのでお知らせください。 他のNETへの転載、再配布等は自由に行って下さい、特に制限しません。ただし 営利目的(無料配付を含む)での本プログラムの利用は禁止します。また著作権は 放棄していません。 9.本プログラムの履歴   1993年 5月10日 LMAP ver. 1.0 完成/FSPACEに公開   2011年 6月 5日 LmapWin ver. 1.0 Windows版リリース      ・Windows対応      ・DE406によるベッセル要素に改訂      ・デルタTの変更      ・全天図の追加   2011年10月 5日 LmapWin ver. 1.1 リリース      ・月食検索リストの「日食」の誤字を「月食」に変更。   2014年 3月31日 LmapWin ver.2.0 リリース      ・DE431によるベッセル要素に改訂      ・BC13000からAD16999年までサポート       ・デルタTの変更      ・その他修正        1)デルタTが大きい場合に地図が正常に表示されない場合があった。        2)全天図が正常に表示されていなかった。   2015年 3月21日 LmapWin ver. 2.10 リリース    ・サロス番号の改善 ユニークな番号とし、検索も対応した。    ・IAUでの定義の更新に伴い計算式を変更した。(章動/歳差/恒星時)     ベッセルエレメンツを再計算しています。   2018年12月15日 LmapWin ver. 2.30 リリース    ・局地の食情報でのNEXT/BACKの不具合を修正。    ・デルタTの見直し(2017〜2020年)     ver.2.20->2.30への変更は本体プログラムのみ。   2022年8月1日 LmapWin ver. 2.40 リリース    ・デルタTの見直し(2022年までの実測値と以降の予測値を修正)     ver.3.4->3.5への変更は本体プログラムのみ。   2022年9月23日 LmapWin ver. 2.50 リリース    ・月食要素(Bessel Elements)をDE431からDE441ベースに更新   2022年12月14日 LmapWin ver. 2.60 リリース    ・デルタTの見直し(L. V. Morrison(2021)による) 10.おわりに  本プログラムのベースとなった地球儀プログラム(GMAP)を作成され、ソー  スを公開された、若浦 力さんに感謝致します。