りゅう座



 この大きな蛇は二匹の熊に間に横たわっている。彼はヘスペリデス(Hesperides)の黄金のりんごを守っていた蛇だといわれている。彼はヘラクレスに殺され後、ジュノーにより星々の間に置かれた。なぜなら、彼女の扇動により彼が出発したので。彼はジュノーの薗の番人と考えられている。フェレシデ(Ferecydes)によるとジュピターがジュノーと結婚した時、アースが来て、金のりんごの枝を生んだ。ジュノーは賞賛して、アースにアトラス山の側にある彼女の薗に植えたいと頼んだ。アトラスの娘達がいつもそのりんごを摘んでいたので、ジュノーがこの番人を置くように言った。その証拠はエラトステネスが示す様に、ドラゴンの上にヘラクレスがいるその姿である。この様な理由でだれもが特にこれをドラゴンと呼ぶ。

 また他の人は、このドラゴンはミネルバが巨人と戦っているとき、巨人に投げられたと言う。しかし、ミネルバは、折れ曲がったその姿を掴み、星に投げ、天空の極に置いた。最近そこに置かれたかのように、いまでもその折れ曲がった姿で現れる。


1997/09/21 Up
2005/01/16 Add Fig
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