しし座



 かれは野獣の中の王なので星の中に置かれたと云う。いくらかの作者はヘラクレスの最初の仕事は彼とだったと加える、彼はそれを武器を使わずに殺した。ピサンドロス(Pisandorsu)と他の多くの者がこのことについて書いている。

 星空の中で彼の姿の上、おとめ座のそばに7つの星がある、彼の尾のそばに、三角に配さられた、それを数学者コノン(Conon)とカリマコス(Callimachus)がベレニケの髪の毛と呼んだ。プトレミィが彼の妹ベレニケ(Berebice)、プトレミィ(Ptolemy)とアルシノエ(Arsionoe)の娘、と結婚したとき、彼は数日後にアジアを攻撃するために旅立った、ベロニケは誓った、プトレミィが勝利して帰ったら、髪をおろすと。彼女はこの誓いに従って、ヴィーナス アルシノエ ゼフィリスティス神殿(Venus Arsinoe Zephyritis)にそれを奉げたが、次の日にはそれは無くなっていた。王がこのことに怒ったとき、数学者コノンは言った、星座のなかにその髪の毛が見えると、そして決まった姿なしに、彼が髪の毛を想像した、7つの星を指さした。

 幾人かの作家はカリマコスも含めベレニケは馬を育て、オリンピアにこれらを送っていたと云う。他の者がこう加える、あるときプトレミィ、ベレニケの父、が多くの敵を迎えパニック状態にいた、そして安全に撤退しようと考えた、しかし彼の娘、乗馬を仕込まれた女性、馬に飛び乗り、残りの軍隊を指揮し、多くの敵兵を殺した、そして残りを撤退させた。これによりカリマコスでさえ彼女を”高い心を持った”と呼ぶ。エラトステネスは云う、彼女はレスボス(Lesobs)の少女達に彼女等の両親が残した、いままでだれも放棄しなかった、財産を返すように命令した。そして彼女は彼等の間で財産復旧の行動を起こす権利を創設した。


2001/01/10 Up
2005/01/16 Add Fig
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