こと座



 琴座は次の理由で星座の中に置かれた、エラトステネスが云うように。最初にマーキュリィによりにより亀の甲羅より作られた。それはオペリウス(Orpheus)に与えられた、カリオペ(Calliope)とオイアグロス(Oeagrus)の息子、彼は音楽に情熱的に身を捧げていた。彼の腕前は野獣でさえ聞き惚れさせたと考えられている。彼の妻エウリデス(Eurydice)の死に嘆いていたとき、彼は下界に降りて行った、彼は神の子供達を彼の歌の中で賛美した、リベル(Liber)を除いて。;彼を忘れて通り過ぎてしまった。オエネウス(oeneus)が犠牲を捧げる儀式のなかでダイアナにした様に。その後、オルフェウスが音楽を楽しんでいた時、多くの人が云うように、マケドニアをターラス(Thrace)から分けるオリンポス山、或いは、パンゲウム(Pangaeum)に座って。エラトステネスが云うように、リベルはバッカーナル(Bacchanals、マイナデス)達を彼に向けて狩り出した。彼女らは彼を投げて、彼の体を八つ裂きにした。しかし、他の者は、これは彼がリベルの祭祀を見てしまったからだとも云う。ムセ(Muses)達は、散らかった手足を集め、埋葬した。そして、彼女らが贈る事ができる最大の願いとして、彼の琴をその記念として置いた、星で描いて、星座の中に。アポロとジュピター(原文Jove)は同意のもと。オぺリウスがアポロをとても称えていたので。そしてジュピターはこの願いを彼の娘に許可した。

 他の者はこう云う、マーキュリィがアルカディアのシレーネ山(Mt. Cyllene)で最初に琴を作った時、アトラスの娘達の数と同じ7本の弦とした。彼の母マイア(Maia)がその中の一人だったので。後に、彼がアポロの牛を追い払ってその罪で捕まったとき、恩赦を容易に得るために、アポロの要求により、アポロが琴の発明者と称えることを許し、その返礼として、ある杖をもらった。マーキュリィがその杖をついて時に、アルカディアを旅している途中で、絡み合って戦っているように見える二匹の蛇をみつけた。彼はその杖を蛇の間に置いた。蛇は分かれたので、彼はこの杖は平和をもたらす様に命じられていると言った。そして、この例から、人々は運動競技会やその他の競技会で使っている。

 しかし本題に戻ると。アポロは琴をとり、オペリウスに教えた、そして彼自身がシタ−ラ(cithara)を発明してから、彼は琴をオペリウスに与えた。いくらかの人達はこう云う、ビーナスとプロセルピナ(Proserpina)が指示を仰ぎにジュピター(本文Jove)に来た、彼らのどちらにアドニス(Adnis)を与えるかを。カリオペ(Calliope)が、ジュピターから審判に氏名され、どちらも半年間づつ所有するように決めた。しかし、ビーナスは彼女が権利があると思っていたものを得られなかったので、テラス(Thrace)の全ての女性を愛で興奮させ、オペリウスを探して、彼らが彼の手足を裂くようにしむけた。彼の頭は山から海に落とされ、波によりレブロス島に打ち上げられた。それはレブロス島の人々により取り上げられ葬られた、そしてその親切心により、彼らは音楽の技術の上で秀でているとの評判がある。我々が述べた琴はムセ(Muse)により星の間に置かれた。他の者は、オペリウスが若年者との恋を好んだので、女性を侮辱したのだろう、この理由で彼は殺されたと云う。


2001/01/12 Up
2005/01/16 Add Fig
Copyright(C) 1997 Shinobu Takesako
All rights reserved