自宅内サーバ立ち上げ編(その1)



2月10日(土)午後:

 サーバを立ち上げるのならLinux+Apacheということで、マシンスピードは多少遅くてもかまわないので瀕死のGateway P5-200にインストールすることに決定。とりあえず、この前剥ぎ取ったFDとCDを買いに新横ビッグカメラへ。帰りに本屋でLinux付の本を選ぶ。Linuxもいろいろあり、インストールが簡単そうなのと、Apachの記述があるもの基準に「Vine Linux 2.1」のCDが添付された「Vine Linux 2.1 スタートブック」(野村 直著、ASCII)に決定。ついでにApachの説明本「Apache webサーバー」(Greg Holden著、インプレス)もご購入。 ここでは、インストールで出会った問題をいくつか。。

OSのインストール

1.スタート画面が見えない。
 起動のドライブをCDに変えて、インストール電源ON。 でも、画面の表示がおかしい。別のモニタに換えるがだめ。グラフィックカードの自動認識に問題があるようだ。しょうがないのでテキストコマンドモードで立ち上げることに。こんどは画面がみえるが、マウスは使えない。

2.パーティ一ション作成でhalt
 ウインドウ環境は半分残し、ハードディスクから4Gのウィンドウのパーティションを削除し、linuxのパーティションをつけることにしたが、パーテイッション作成でエラーになる。Linux上でウインドウのパーテッィションを削除するのが悪そうなので、一端ウインドウで立ち上げ、パーテイッションを削除してから、Linuxでパーティションを追加することで解決。4Gの内、60Mあまりをスワップ領域に残りをLinuxのアクティブのパーティッションに設定。

3.グラフィックの設定
 キーボード、マウス等の設定が終わり最後の方でグラフィックの設定へ、やはり自動認識した設定では文字が読めず。メーカのリストからモニターの機種が選べるようになっているが古いので載っていない。とりあえずSVGAを選び、周波数を適当に選び見えるところを発見。これでXwindowが見える。ここで間違ってモニタの変りにPCの電源を抜いてしまい、再インストール開始。CDから自動でインストールしている時間は30分ぐらい。ここで、2月10日時間切れ。

2月11日(日)夜:

4.Lanカードを認識しない
 設定が終わり立ち上げると、まず、LinuxかWindowsを選ぶ画面が現れ、入力しないと時間切れで、自動でLinuxがスタート。Xwindowの画面が現れた。でもLanカードを認識していない様だ。Lanカードの箱にはLinux対応とか書いてあったけど、ドライバは添付されてなかった。しょうがないので、メーカのHPを見に行くと、ソースをDLしてコンパイルしてから使うような説明が。とりあえずDLしたが、こんどはWindowsのFDをどうやって読ませるのか不明?? ここでこのカードはあきらめ。また買出しかと思ったが、別のマシンについてるカードをみると、対応カードにあるようなカードの型番のチップが載っている。早速交換し電源入れると今度はプラグインプレイのソフトが働く。Linuxが対応しているかどうかは運みたい?? これで単体のインストールは無事終了。

Apachの設定

1.コンソールのメニューからConfiguを選び、Apachの設定のメニューにipアドレスを設定(ちなみに111.111.111.1てな感じ。)。別のwindowsのマシンでエクスプローラをたちあげアドレス(http://111.111.111.1/)を入力すると、Linuxのホームに置かれているindexファイルを読んでくれ、とりあえずHTMLファイルを読むだけならApachの設定は終了。

2月12日(月):

ディスクの共有

1.一応サーバなので、サーバ上のディスクを共用させたいが買ってきた本にある内容ではどうしてもうまくいかない。またまた、新横へ本の買出しへ。 別のソフト(RedHat)用だけど、Linuxサーバとwindows98クライアントの説明のある、「できるLinuxサーバー」(辻 秀典他著、インプレス)を購入。他にも以下の本を積ん読用にご購入(お金がかかる道楽・・・)
「Perl & CGI 言語リファレンス」(Steven Holzer著、インプレス)
「Linuxコマンドリファレンス」(スタークラスター著、ナツメ者)

上の本でディスクの共用にはsombaというソフトを使うらしいことが分かる、でもいろいろやってみるが簡単にはつながらない。あとで考えるとつなげなかった原因は、
@Linuxでのユーザ登録に加え、sombaでのユーザ登録も必要。
A上記本はDHCPの設定をもとに書いてあるので必要なかったが、DHCPでない場合はhostsファイルへのサーバへのipアドレスとhost名の追加が必要みたい。
Bsambaのデフォルトはuserになっているが、shareにへの変更が必要だった。 など、

 windows2000側のマシンもいままで使っていたワーキンググループの名前をLinuxで登録したドメイン名に変更。これでどうにか、windows2000側からlinux側のユーザのホームディレクトリが読み書きできるようになる。これで、とりあえず自宅内のサーバ環境は整った?

2月14日(水)夜:

ホスト名、ウォークグループ名の変更

 つぎの日にパソコン立ち上げると「ネットワークに同じ名前があります」と表示されて、サーバにアクセスできなくなる。ホスト名、ワークグループ名、ユーザ名まで同じ名前をつかっていたので、訳がわからなくなったみたい。ホスト名、ワークグループ名、ユーザ名を違った名前をつけて立ち上げるとすんなりネットワーク再開。

CGIの設定

Perlをインストールしてから、「日経Linux2月号・特集 常時インターネット接続環境を構築する」をもとに、ApacheのCGI関連の設定。どうにか動くようになる。windowsで作られたcgiファイルは、いろいろとおまじないをかけないとLinuxでは動かないようだ。

これで、自宅内サーバ立ち上げ完了。あとはadslが来たときにインターネットの接続を設定するのみか?



                    

2001/02/24 UP
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