『格子月進図』と『キトラ古墳天文図』の比較




    ここでは『格子月進図』とその円形図が原図とみられる『キトラ古墳天文図』を画像で表示します。
    『格子月進図』も円形図で表示するので星の位置を表示する星図とそれをもとにデザインされた
    装飾古墳の壁画図との違いが分かると思います。
    キトラ古墳天文図には80余りの星座を拡大デフォルメして描いていますが、中国星図には200以上
    の星座があります。『格子月進図』の同定図は現時点での暫定版で随時更新予定です。
    (『格子月進図』の「諸国」には星座名はありません。)

     表示する星図 表示する年代  
    星図は最初縮小表示されるので星図をマウスで一回クリックしてください。

    なお、[星空(6.5等)]はBSC v.5の星表に若干の星雲のデータを加えたもので表示しています。
    内規外規は洛陽の緯度34.6度(35中国度とほぼ同じ。)で描いています。
    星につけている数字(番星)は原図とは違う場合や原図にはついていない場合があります。


    『キトラ天文図』の星座図はデフォルメされているので、実際の星図との比較からは
    原図の特定は難しいですが、その違いがはっきり分かるのが「翼宿」です。
    時代が新しくなるにつれて3分割されていた星座が連結されていくのが分かると思います。
    高松塚古墳星宿図の「翼宿」ははがれていてほとんど残っていませんが、残っている部分から
    みると『キトラ天文図』と同じ図柄と思われます。(参考文献2のPL.5)


    なお、『月進図』:『格子月進図』、『敦煌図』:『敦煌星図』、『天象図』:『天象列次分野之図』


    【参考文献】
     1. 国立天文台蔵 「格子月進図」
     2. 奈良文化財研究所 「キトラ古墳天文図 星座写真資料」奈良文化財研究所研究報告,16 (2016)
     3. Hoffleit E.D./Warren Jr. W.H.「The Bright Star Catalogue, 5th Revised Ed.」 (1991)


    Ver. 1.0 2018/03/08: 初公開バージョン 
    Ver. 2.0 2018/03/15: 「諸国」の見直し。月進図の配色の変更。
    Ver. 3.0 2018/05/13: 全面チェック後。