今回は牛宿周辺の[牛宿6星]と[羅堰3星]の星座を検証する。
【牛宿6星】
この星座は牛の角に当たる部分の同定の相違あり。
月進図を見ると数字はないが7星目があり、それが8ν Capである。星図としては中心より北に3本、南に3本の線が出ている。
元代及び春海の同定は角は清代と同じく二本であるが、8ν Capと6α2の組み合わせとなっている。
従って古くは北に3星あった可能性が高い。
ここでは元代及び春海の同定を採る。
【羅堰(らえん)3星】
清代の以外の同定は同じであるのでこれを採用する。
月進図や晴海はずれが大きいが相対位置は同じである。
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