今回は胃宿周辺の[天廩4星],[天囷13星]の星座を検証する。
【天廩4星】
元代の第1星の同定は明らかに西のHR1039となっている。[天廩]は円の倉ということなのでこれも考えられる。 月進図の[天廩4星]は[天囷]に含まれている。古くはこういう形態の可能性もある。 宋代の距星(南星)は最南端のはずであるが第3星が近いのでとりあえず、第3星においた。 ここでは清代の同定のままとする。
【天囷13星】
各同定より、24ξ Ari及び68omi Cetは含まれる可能性が高いのでこれを含むように清代の同定を修正した。 最後のくの字は『蘇頌星図』と合う。