Windows版 日蝕ソフトEmapWin Ver. 3.81概要
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EmapWinのアップデイトバージョンです。
Ver. 3.10よりGTOPO30をベースとした地球標高データによりカラー地図を表示できるようになりました。
EmapWinでは次の様な機能をサポートしています。
@日食図描画機能
地図上に皆既中央線、南北皆既限界線、日出日没限界線、日出日没時の食最大線、
南北日食限界線等を、時間の経過に沿って描きます。またアジア及びヨ−ロッパに
ついては古天文用に地図を拡大し表示するモ−ドを用意しました。その他、サロス
番号、最大食時間場所、半影及び本影接触開始終了時間等のパラメータも表示します。
A日食中心帯描画機能
一般の地図上に簡単に皆既線が引けるように、経度をパラメータとした皆既の北
限、中央、南限を計算表示します。
B局所情報表示
特定の場所での日食開始終了時刻及び最大食の時間、食分、高度、方角等その進
行状況を表示出来ます。
C特定の場所での全天図表示:
特定の場所での日食状況表示の後に、その地点が皆既日食帯或いは金環日食帯の
中にある場合には、全天ボタンを押すと、惑星恒星を含む全天図を表示します。
D特定の場所での月縁補正:
特定の場所での日食状況表示の後に、その地点が皆既日食帯或いは金環日食帯の
中にある場合には、月縁補正ボタンを押すと、NASA/LROの月の標高データを用いた
月縁図及び月縁補正した接触時刻を表示します。(表示例は以下)
1) 月の重心位置の考慮
・月の重心位置の黄経-0.5"の補正をベッセル要素に追加しました。
(接触時刻等が0.5秒程度変化します。)
2) ΔTの調整範囲を1万secから10万secへ変更。
・古代の日食でデルタTを0秒にできるようにしました。
BC13000年からAD16999年迄の日蝕を表示できます。
基本ソフトセットには地球の標高データ(29MB)及び月縁補正のための
月の標高データ(33MB)が含まれます。
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