2019年10月発行の数学史研究 (233号)p.1-46にて「渋川春海の貞享暦の研究」を発表しました。
この中で貞享暦に影響した項目として回回暦から5点、宣明暦から1点を発見したことを発表しています。 渋川春海が回回暦法を使った一つの確証として、近日点の暦数6.445°が回回暦法で計算されていたことをつきとめました。回回暦法で計算した場合1682年の値となり、この年は春海が大和暦で上表した1683年11月の前年に当たります。概略は以下OHP資料を参照ください。 渋川春海は授時暦に回回暦を統合することにより最高の暦法を目指していたことになります。 |
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