数値積分の高速化とダスト・トレイルへの道




 「数値積分による天体の軌道計算」ではルンゲクッタ法より高次のフェールベルク法を用いて彗星の数値計算を行いましたが、ルンゲクッタ法よりさらに計算時間がかかる方法なので、ここではノーバスさんの「NIPE」に使われている「Adams-Bashforth-Moulton法」を移植して高速化してみました。これによりフェールベルク法より約3〜4倍の高速化が実現できました。

 また、高速化出来た数値積分を用いて彗星の軌道計算以外の何かに使えないかと思っていたところ、流星の出現予測に使われているダスト・トレイルの計算に使えそうなので、この計算に挑戦していきたいと思っています。ネットでさっとみたところ、ダスト・トレイルの計算を説明した書籍は無いようですので、ネット上の文献を頼りに手探りで進めていきたいと思います。



                    

2015/05/29
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