プトレマイオス(AD83頃〜AD168)は当時大図書館もあり文化の中心地であったエジプトのアレクサンドリアで活躍したギリシャ人の天文学者。
古代ギリシャ天文学の大系をまとめた「アルマゲスト」を書いたのはAD150〜AD168頃。(中国では後漢の時代、日本では倭の大乱の前頃。)
プトレマイオスの「アルマゲスト」はイスラム系の天文学を学ぶためには必読書ですが、本文を読んだだけでは理解できないと
思っていたところ、G.J.Toomerの「Ptolemy's Almagest」の最後に例題(Appendix A p.649〜p.659)がついているのをみつけました。
回答も付いているのですがそもそも問題の意味が分からなかったりするので、私なりに備忘録として簡単な解説をつけてみ
ました。
参考としているのは以下のような文献です。
・「Ptolemy's Almagest」G.J.Toomer,Springer-Verlag(1984)
(Paper Back版(1998):100$ぐらい、Hard cover(1984):古書で200〜400$ぐらい)
・「古天文学」斉藤国治,恒星社厚生閣(1989)
・「A History of Ancient Mathematical Astronomy」O.Neugebauer(1975)
(Almagestで使われる均時差、視差の参考)
(絶版:ab.book で450$ぐらいで1部(3冊揃)出てます。2016/03/16時点の情報)
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